4月16日付のsmartcompany.comでTrent Leyshan氏の寄稿が掲載されている。
インターネットがもたらした変化
Leyshan氏はかつて、オーストラリア最大手の一角であるウェブマーケティング会社を所有していた。その為コミュニケーションツールとしてのインターネットがもたらす利益については非常に詳しい。彼の経験から見ると、インターネットが生活やビジネスのあり方を変えたことは疑いがない。
変化の風はこの10年間に大きく吹き荒れた。今日ではソーシャルネットワーキングサイトが大流行している。フェイスブックは急速に市場でのシェアを拡大し、今や時価数十億ドルと言われている。
ソーシャルネットワークのあり方
一方、ツイッターは大ヒットしたソーシャルサイトとしては最も新しい。しかしこれらは長期的な価値という点では疑問がある。誰かが私たちに不要なものを売りつけようとするツールになってしまわないかということである。
正直なところ、あなたには何人の友人やフォロワーがいるだろうか?フェイスブックが友人の意味を"見込顧客"に、ツイッターが"フォロー"の意味を"何か買ってくれませんか"に代えてしまいはしないだろうか。事実、Leyshan氏もこれらのサイトで数年にわたって何かを売りつけようとするメールを受け取ってきた。
ソーシャルネットワークを見て感じることは、こういったネットワークは元々は素晴らしい理想に基づいて始まったかもしれないが、人間はなかなかそれを持続できないものだということだ。
コミュニケーションのあるべき姿
インターネットは並はずれたメリットがある。素早く簡単な操作で時間とお金の節約ができ、過去に例のないほどの情報にアクセスできる。しかしそれにとらわれすぎてはいけないし、人との関わりを持つ手段がインターネットだけになってはいけない。
言い換えれば、あまりオンラインのソーシャルネットワークに木を取られて本当に大切なことを見失ってはいけない。本当に大切なことはは家族や、他の現実の人との人間関係を築くことだ。
自分の子供に、チャットルームやソーシャルポータルを使うのがコミュニケーションの最善の方法だと思って育ってほしいと思うだろうか?しかし実際にこれが現実になりつつあるのだから、十分用心するべきだ。
ソーシャルネットワークサイトと上手く付き合っていくために自分のそれらのサイトとの関わり方を一度見直してみるのもいいかもしれない。

Social networking or social distraction?
http://www.smartcompany.com.au/selling-strategies/20100416-social-networking-or-social-distraction.html