中国のインターネット人口が4億人を超え、世界第一位となったことを国営通信が5月1日に明らかにした。中国の3人に一人がインターネットを利用している計算になる。
ついに4億人を突破
中国の新華社通信が国務院新聞弁公室の報告書を引用して報道したところによると、世界最大の人口を保有する中国で、インターネット利用人口が4億400万人になった。2009年の年末時点では3億8400万人であった。
携帯電話からインターネットにアクセスするユーザーは2億3300万人であまり変化がなかったが、ブロードバンドでアクセスする人数は3億4600万人に達したと報告書では述べている。
中国でのインターネットの役割
中国では、政府が従来のメディアに強い規制をかけているが、オンライン人口の増加に伴って、インターネットが市民が意見を発表するフォーラムとなっている。
ウェブを利用する人々の影響力が強まっていくことで、北京政府はインターネットが社会不安を生み出すツールとなる可能性を懸念しており、当局は近年、監視の度合いを強めている。
グレートファイアーウォール
政府は政治的に敏感な話題についてはウェブ接続を遮断しているが、その遮断システムが非常に大がかりであることから、グレートウォール(万里の長城)をもじって、グレートファイアーウォールと呼ばれている。

China's online population passes 400 million: state media
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5jXip8Th7BJWL6PE9cdKbvw9bPNaQ新華社通信
http://www.xinhua.jp/