イギリスのセキュリティ会社であるソフォスは、スパム中継を行っている国のワースト12を発表した。
スパムメールのワースト1はアメリカ
アメリカがソフォスが選んだワースト12のトップであった。すべてのスパムの13%を占めていることと、毎日数億件のジャンクメールが送信されていることがその理由になっている。インドが2位で7%、3位にはブラジルが6%で続いている。
1つ驚くべきことは、世界のインターネット関連の問題の多くでいつも批判の的になっている中国が、この調査では12位以内に入っていないことだ。中国は全体のスパムの2%以下の割合で15位となっている。
スパムの世界のならず者4人組
"新・ならず者4人組"としてアメリカを筆頭に、インド、ブラジル、韓国で不正侵入されたコンピュータに中継された全世界のスパムの30%を占めている。
ソフォスは次のように述べている。
「スパムメールはビジネスメールサーバーに送られるメールの実に97%を占めており、生産性、時間、リソースを浪費させる原因となっている。」
忘れてはならないことは、もし誰もスパムメール経由で販売されている製品を購入しなければ、わざわざジャンクメールを送ろうという動機づけがなくなるだろうということだ。
コンピュータユーザーは、単に自身のコンピュータをマルウェアやスパムなどの脅威から防御するだけでなく、スパムで宣伝されているものを絶対に購入しないようにしなければならない。

UK makes the 'dirty dozen' of global spam-relaying countries
http://www.v3.co.uk/v3/news/2262160/sophos-ids-dirty-dozen-spamDirty dozen spam-relaying countries revealed by Sophos, Q1 2010 (ランキング一覧あり)
http://www.sophos.com/pressoffice/news/articles/2010/04/dirty-dozen.html