IBMがキャストアイアンシステムズを買収
IBMは3日、カリフォルニアに拠点を置くクラウドコンピューティング専門企業のキャストアイアンシステムズを買収し、最新のトレンドに合わせたオンラインサービスプログラムを提供することを公表した。
IBMはリリースの中で次のように述べている。
「競争の激しい現在のビジネス環境において、企業はビジネスの俊敏性を増すためにコストや複雑性を軽減する必要を認識している。
その為に、多くの組織がソフトウェアを通してビジネスアプリケーションにアクセスしている。
しかし、従来はソフトウェアを購入してインストールし、自分のコンピュータ上で維持・更新していたのに対し、クラウドコンピューティングはユーザーが必要に応じてインターネット上でプログラムを借りてアクセスすることができる。」
IBMは世界のクラウドコンピューティング市場は年28%ずつ成長し、2012年までに1260億ドル規模にまで達するだろうと予測している。
買収によるメリットは?
「IBMとキャストアイアンシステムズの連携により、クライアントはビジネスアプリケーションを統合することが容易になるだろう」とIBMウェブスフェアの統括部長であるクレイグ・ヘイマン氏は話す。
今回の契約における金銭的な取り決めは明らかにされていない。

IBM buys cloud computing firm Cast Iron Systems
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5iBcOqq98eQpp_aWzoRFB9Euiev8wCast Iron Systems (Press Release)
http://www.castiron.com/news-events/press-releases/050310.htmlIBM
http://www.ibm.com/us/en/