ドメイン名にアラビア語
非ラテン語のドメイン名として初めてアラビア語が採用されたことをインターネットのドメイン名を国際的に管理しているInternet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)が5月7日に報告した。
国際多言語ドメイン名(IDN)を最初に使用するのはエジプト、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の3カ国である。例えばこれらの国々はURLの最後のトップレベルドメインの部分(エジプト=.eg, サウジアラビア=.sa, アラブ首長国連邦=.ae)にアラビア文字を使用することができる。この時、文字の順序は右から左になっている。
ユーザーがよりアクセスしやすく
ICANNの社長兼CEOであるロッド・ベックストロム氏は次のように話す。
「今回の変更はインターネットにとって非常に大きな変更であり、オンラインの展望を激変させるものである。これにより、インターネットは住む場所や言語に関係なくよりユーザー密着型でアクセスしやすく変わっていくだろう。」
現在、20以上の国々が11以上の言語をトップレベルドメイン用にIDN国コードをとる為の登録をしているところである。ICANNは今後、この計画についてより広範囲での試験運用を進める考えであるが、当面はアラビア語に限定される。
ICANNによると、アラビア語は現在インターネット上で最も多く使用される言語のひとつであるということだ。
2009年後半に、ICANNは非ラテン文字を含むインターネットアドレスの作成を承認した。今回の5月7日の発表は国際インターネットドメイン名システムの事実上の始まりを意味するものである。

Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)
http://www.icann.org/The internet gets international with the arrival of non-Latin Domain Names
http://www.independent.co.uk/news/media/the-internet-gets-international-with-the-arrival-of-nonlatin-domain-names-1967712.html