2010年第一四半期は前年同期比56.7%の成長を記録
スマートフォン市場の成長率は携帯電話市場全体の成長率の2倍のスピードで伸びているようだ。インターナショナルデータコーポレーション(IDC)の新しい報告書が明らかにした。
IDCの四半期ごとの"携帯電話追跡レポート"によると、5,470万台のスマートフォンが2010年の第一四半期に出荷されている。これは、2009年同時期に比べて56.7%の増である。一方、携帯電話市場全体の成長率は前年同期比21.7%増にとどまっている。
スマートフォンへの乗り換え加速
IDC携帯電話デバイスアンドトレンドチームの上級調査分析員であるラモン・ラマス氏は次のように話す。
「2010年は一般にスマートフォンと呼ばれるコンバージ端末への乗り換えの第二波がくるだろう。消費者がスマートフォンに惹きつけられるのは、単にそのデバイスが格好良くて洗練されて見えるからというだけではなく、総体的に消費者個人の好みや要求に沿ったものだからである。」
携帯電話のキャンペーンやアプリ開発に際して、マーケット担当者はABIリサーチの最新の予測を考慮したいと思うかもしれない。その予測では、スマートフォンアプリのダウンロードは2013年まで継続的に伸び続ける。その後は、ダウンロードアプリから、モバイル用ウェブサイトの機能性に対する需要の増加へとシフトしていくと考えられている。

IDC: Smartphone market grows twice as fast as overall mobile market in Q1 2010
http://www.ricg.com/marketing_articles/digital_marketing/idc_smartphone_market_grows_twice_as_fast_as_overall_mobile_market_in_q1_2010/International Data Corporation
http://www.idc.com/