国によって価格に開き?
米国外でのiPad発売が5月28日と決まり、10日からは予約が受け付け開始となっているが、価格設定は国によって開きがあるようだ。
アップルはイギリスでのiPadの販売価格をWi-Fi 16GBモデルで429ポンド(1ポンド140円換算で約60,000円)と発表した。これはアメリカ国内での販売価格が340ポンド相当(同約47,500円)であるのと比較すると約25%も割高である。
また、32GBモデルが499ポンド、64GBモデルが599ポンドとアメリカ国内より90ポンド(12,600円)高いことになる。
この米英での価格差の説明として、アップルは欧州での税制の違いと、輸送やその他のコスト要因を挙げている。
イギリスではiPadの販売価格を高めに設定されていることで、多国籍企業であるアップルがイギリスを利益を持ち逃げするための宝島と見做しているという懸念も生まれているようだ。
イギリスでは全てが高くなる?
iPod nanoが2008年にイギリスで販売を開始した時もイギリスでの価格はアメリカでの価格の30%高く設定されていたし、その他にも、ソニーのプレイステーションや、PSP、任天堂のWiiなどもイギリスでの価格は高く設定されていたようだ。
さらにこの傾向はファッション関連でも見られるようで、Gapやバナナリパブリックなどもアメリカよりイギリスの価格設定が高いという。
どの企業も、イギリスでビジネスを行う際にコストが高くつくことを理由にしている。
ちなみに、日本での販売価格はWi-Fi 16GBモデルが48,800円と、アメリカの価格と比較しても妥当なレベルと思われる。

Rip-off Britain: iPad to cost 25% more in the UK than it does in US storesBy Sean Poulter
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1274638/Apple-iPad-cost-UK-does-US-stores.htmlApple iPad
http://www.apple.com/jp/ipad/