有料放送はもういらない?
テクノロジーリサーチコンサルタント会社であるヤンキーグループによると、8人に1人の消費者が今後12カ月のうちに有料放送契約を解約するか減らす予定のようだ。
こういった消費者は有料放送サービスへの支出を減らす代わりにPCやゲーム機やその他の接続機器を利用してビデオプログラムにアクセスしようとしている。
コークスカッターの増加
ヤンキーグループは新しい報告書"有料放送の解約を検討する消費者"の中で、有料放送サービスを解約しようとしている人のことを"Coax-cutter"と称し、その数が増えていることを指摘している。報告の中では次のような3つの要因が挙げられている。
・コネクテッドテレビ(ネット直結テレビ)の新しい波が来たこと
・有料テレビ放送の料金が上がり続けていること
・ソニーのプレイステーション3、任天堂のWii, マイクロソフトのXbox 360ゲーム機のような家庭用通信端末として使用できる一般向けのデバイスの出現
有料放送市場は頭打ちに
有料テレビ市場はほとんど拡大の可能性がない。西ヨーロッパでの契約者は2010年から2013年で3.9%程度しか伸びないだろう。アメリカの契約者もほぼ同じである。
有料放送サービスの契約を打ち切る消費者でもっとも多いのが18歳から34歳の層で、彼らは熱心なモバイルユーザーかゲーム利用者である。
消費者は有料放送サービスを避けるために他のデバイスに目を向けるだろう。56%の世帯が少なくとも1台のハイビジョンテレビを保有しており、43%の世帯が少なくとも1台のゲーム機を保有している。

Consumers reducing or eliminating pay TV services in favor of Internet options, says Yankee Group
http://telecom.tekrati.com/research/10944/ankee Group
http://www.yankeegroup.com/home.do