2010年ワールドカップの開催が近付く中で、サッカー関連商戦が過熱している。
ワールドカップグッズも生産は中国がメイン
世界最大の生産力を誇る中国ではこの世界的イベントから得る利益が期待されている。ワールドカップ関連製品の大部分は中国で生産されており、主要なスポーツ用品メーカーやブランドは人件費削減と競争力向上のために中国での生産を増強している。
様々な規模のスポーツ用品メーカーが中国南部だけで1,500社は存在するのだ。そして最近のニュースでは、どのメーカーも大量の受注に対してなんとか生産を対応させようと努力している様子が伺える。
ワールドカップ関連商品はサッカー用のジャージからFIFAワールドカップマグやTシャツに至るまで非常に幅広い。今後数ヶ月間で、ジャージの需要だけで数百万本に達するという予測もある。それらがほとんど全て中国で生産されているのだ。
中には粗悪品も
ワールドカップ関連製品の品質が保証されているのか心配する人もいるかもしれない。その不安は確かに事実である。
インターネットを見てみれば大量のサッカーやワールドカップ関連のサプライヤーやショッピングサイトがあることがわかるだろう。こういった商品の85%が中国製であるが、中身はピンキリである。安い価格で粗悪な製品を扱う業者や、粗悪品を通常価格で販売して暴利をむさぼる業者は決して少なくない。
今回のワールドカップと活発なEビジネスが中国メーカやオンライン販売業者にもたらす売上は20億ドルにも上ると推計されている。ワールドカップ関連グッズのインターネット購入を検討している人は注意が必要だ。

2010 FIFA Soccer WORLD CUP Brings New International Trade Opportunity to China
http://www.i-newswire.com/2010-fifa-soccer-world-cup-brings/37093