フィッチ氏 日本の債務ランクを警告
借金で破綻しかかっているのはヨーロッパだけではない。日本もアメリカもほとんど同じような状況にある。
今週金曜日、フィッチ氏は日本の金融家に対し日本国債の価値が下がるだろうと警告した。根拠のないオドシではないようだ。日本国債の価値が下がっている理由はソブリン債の価値が上がっているから。
ソブリン債の金利が上がっている理由
ソブリン債の金利が上がっている理由はソブリン債にかかる経費が上がっているから。経費がどんどん上がり金利はコントロール不能になる可能性がある。
もうほとんど手のほどこしようがない。投資をしておられる方はご存知だろうが、そういう国債は払い戻しの請求がきても払い戻ししないというのがメンテナンスコールの対処の基本だ。
メンテナンスコールがいまだにおきていること、それが問題。国債を払い戻してもメンテナンスコールがさらにメンテナンスコールを呼び時間のムダだということになる。
部屋の整理をやったらマイナス
アメリカと日本の話に戻ろう。部屋は整理して過去の履歴はきちんと見ておくべきだ。そうしなければ大損だ。
しかし今の日本の場合、部屋の整理をやったら逆にマイナスだ。大損することになる。国際経済の面でも国内経済の面でも。今のアメリカも同じ状況だ。
デビッド M.ゴードン
2010年4月25日

Seeking Alpha
http://seekingalpha.com/article/200665-fitch-warns-japan-about-debt-rating