パレスチナ中央統計局(PCBS)によると、パレスチナ人のIT利用とアクセスのパーセンテージは過去5年間で2倍になったという。
IT利用状況のプレスリリース
PCBSは5月17日に情報社会の現状についてのプレスリリースを発行した。パレスチナ地域におけるIT利用または所有の状況は次の通りである。
パレスチナ地区でコンピュータを所有している世帯の割合は西岸地区で51.1%、ガザ地区で45.6%で、総合して49.2%であった。2004年の26.4%と比較すると大きく伸びている。
実際にコンピュータを利用していると答えたのは57.1%であったが、男女比で見ると、男性が62.9%、女性が51.3%となっていた。
インターネット接続については西岸地区で27.2%、ガザ地区で30.9%とパレスチナ地区全体で28.5%の世帯が自宅にインターネット接続環境を保有していいた。これは2004年の調査では9.2%であった。
テレビと携帯の各世帯への普及率は9割以上に
また、テレビアンテナを保有している世帯の割合は92.0%で2004年の74.4%から増加していた。携帯電話を保有している世帯の割合は92.4%で2004年の72.8%から増加していた。
ウェブサイトの保有やEメールの利用も進む
また、パレスチナ地区において世帯の誰かがウェブサイトを持っていると回答したのは9.1%で2004年の5.1%から増加していた。Eメールが利用できると回答したのは21.3%でこれも2004年時点の5.1%から増加している。
2007年のビジネスでのIT環境調査によると、インターネット経由で電子商取引を行っていると答えた企業は全体の2.3%であった。

Using IT Doubled in Palestine during Past 5 Years
http://english.wafa.ps/?action=detailPalestinian Central Bureau of Statistics (PCBS)
http://www.pcbs.gov.ps/Default.aspx?tabID=1