ITシステムの負荷が懸念
イギリスでは、就業時間中に行われるワールドカップの試合を従業員が視聴することでITシステムに負荷がかかってしまうことが懸念されているが、特に対策を講じていない企業が82%に上ることがわかった。
法律事務所であるDLAパイパーが実施した英国内の352社に対する匿名でのオンライン調査では、従業員にサッカー期間中の電子メールやインターネットの利用の許容範囲についての指針を発行する予定があると答えたのはたった18%であった。
一方で、従業員が就業時間中にオンラインで試合を観戦することを許可するつもりであると回答した企業は11%であった。
企業は試合観戦の許可あるいは禁止についての明確な指針を
DLAパイパーのティム・マーシャル氏は次のように話す。
「ワールドカップの試合の多くがイギリスでは就業時間と重なっており、オンラインでストリーミングが集中することが予測されているが、従業員にITシステム利用の許容範囲についての指針を発行することを予定している企業が相対的に非常に少ないのは驚くべきことである。」
マーシャル氏は、企業はインターネットと電子メールについての自社のポリシーを従業員に明確に伝えることを勧めている。
多くの企業は、従業員が早めに業務を終えるかあるいは共有スペースのテレビで試合を観戦することを認めている。また一部には従業員がシフトを入れ替えることを認めたり無給の休暇を認めることを検討している企業もあるようだ。

Only 18 percent of firms prepared for World Cup IT overload
http://www.computerworlduk.com/management/it-business/it-organisation/news/index.cfm?newsid=20491DLA Piper
http://www.dlapiper.com/