クラウドのヒント
今後のビジネスにおいて、無限の可能性を持つというクラウドコンピューティング(以下クラウド)であるが、具体的な利用法についてもまだ未知の部分が多いため、慎重さも求められるところである。クラウド利用にあたってのヒントをまとめてみた。
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1.戦略と目標を明確にする。
長期的クラウド戦略や関連業務計画もないままクラウドを開始しようとする企業もある。しかし、その他ビジネス業務と一緒で、まずは実際的な目標と優先順位を決め、予算や期限についても数字を出す必要がある。
クラウドが生産率50%以上アップなど、確かな利益を生み出すのは事実だとしても、導入後のややこしさや予算を最低限のものにするにはやはり戦略と明確な目的が必要となる。
2.自他の失敗から教訓を得る。
クラウド先駆者たちは独自の方法でクラウドを採用してきた。それらのサービスは今目にすることができ、そのまま自社に導入することもできるだろう。
しかし、IT設備やIT運営方法が時代遅れになってしまっている企業では、クラウドの短期的な利益は望めるかもしれないが、長期的に見ると可能性は少なくなる一方だろう。
独自でクラウド導入を模索することは確かに自己責任の伴うところであるが、自他の失敗からも学び続けることで長期的な効果を生み出すことができるのだ。
3.支払いを最小限に
企業がクラウド導入を考える理由の1つとして、危険の低減がある。現在の支払い方法として、もしシステムが合っていないと感じたら、システムを終了させ、使用した部分に対してのみ費用を払えばいいことになる。
つまり、ソフトなどに高い投資をしなくてすむということになる。それはクラウド投資の他の部分と一緒で、利用者側の知識と経験によって、新たな利用法・購入法をもたらしてくれるだろう。

クラウドコンピューティングの6つのヒント(中国語)
http://cio.chinabyte.com/84/11348584.shtml