ドメイン名の最後にブランドや企業名を
もう少しすれば、販売業者や消費財生産者はブランド名に基づいたドメイン名を選択することができるようになるかもしれない。例えば、".Amazon"とか、".Canon"といった会社名や、".sport"というカテゴリ名などである。
ある調査によると、アメリカの消費者はこういったサイトの方がより見つけやすく、また、独自のウェブドメインを持つブランドに対する信頼が高まる傾向があることが分かった。
ウェブサイトの訪問率が上がる?
インターネットテクノロジー企業である、メルボルンITデジタルブランドサービスが先月アメリカの548人のインターネットユーザーに調査した結果は次の通りである。
回答者の42%は".Canon"のような企業ブランドで終わるジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)であれば、そのウェブサイトに行きやすくなると答えている。また、60%はテレビや紙媒体広告で見たウェブアドレスを実際に入力すると回答した。
更に、".sport"や".cars"のようなカテゴリで分類されたウェブサイトの方がそのサイトを見つけやすいと回答した人は44%で、自社ブランドのドメインを持つ会社との取引に対してより安全なイメージを持つ人は38%であった。つまり、ブランド名を使用したトップレベルドメインを利用すればマーケティングにおける優位性を獲得できるということだ。
ドットコムからドットキャノンへ
ウェブアドレスを全世界的に調整・管理している非営利法人のICANNは会社名や産業名に基づいたジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)を許可することを検討している。メルボルンITによると、日本のカメラメーカーのキャノンは".canon"ドメインを取得する計画を発表したそうだ。
キャノンは3月に公表した声明で次のように述べている。
「新たなgTLDシステムの採用によって、キャノンブランドを直接利用することができ、従来の"canon.com"に比べて直感的で記憶に残りやすくなることを期待している。」

Consumers say it would be easier to find sites with domains like .YourBrandHere
http://www.internetretailer.com/2010/06/02/new-web-addresses