ブラウザの脆弱性からウェブサイトをまもる
現在インターネットではウェブページのソースを誰でも簡単に見る事が出来る。これは良い事であり、同時にトラブルの原因にもなりうる。
強力なウェブアプリケーションはページのソースと一緒に様々なデータやサービスまで読み込んでしまう。ページによってはセキュリティの甘いサードパーティーのソースまで読み込んでしまう。様々なデータやサービスとサードパーティーのソースを同時に読み込んでしまう可能性もある。
この問題に対処するため、ブラウザが読みこむデータを調べ、読み込みを制御できる拡張機能が開発された。
拡張機能ConScript
テクノロジーレビュー誌
ConScriptは拡張機能の名前。カリフォルニア州オークランドで開かれたIEEEシンポジウムで命名。ConScriptによって、開発者は脆弱性のあるサードパーティのコードを無用心に使うようになる。
カリフォルニア大学バークレー校教授/レオマヤロビッチ氏
最近のウェブサイトは、フードを被った訪問者を嫌がる。例えば地方のビジネスレビューサイトYelp。このサイトは、FacebookやGoogle AnalyticsやScorecard Research社製のJavaScriptで訪問者を分析している。こういったシステムが問題になる事はめったにないがバグが出やすい環境ではある。問題が起きても原因がサードパーティのサービスのコードなのかページ自身のコードなのか特定するのが難しい。この事も問題解決を遠のかせている。専門家は、このConScriptがこの問題を解決する助けになる事を期待している。開発者やサイト管理人が自分のサイト内にどんなサードパーティのコードが存在しているかを調べ制御できるようになり危険を回避できるようになるのではないかと期待している。
ConScriptはブラウザに短いコード(1000行程度)を追加する。この追加コードはブラウザが読みこむJavaScriptコマンドの内容を調べる。そしてこの追加コードにより、ユーザーは自分が動かしたくないJavaScriptの動作をオフにする事ができる。

Technology Review
Protecting Websites from Shared Code
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