諺と逆のアプローチで成功?
カナダの首都オタワにPlay Foodという著名なレストランがある。ここの広告宣伝戦略は「全ての卵を一つの籠に入れる」方針を取っている。リスクを分散するために「全ての卵を一つの籠に入れるな」という有名な諺があるが、この店のオーナーであるステファン・ベクタ氏は全く逆のアプローチで成功を収めているようだ。
(画像はイメージ)
Play Foodは高級ダイニング・ワインラウンジでオタワ市の中心に位置している。競合する店舗との違いは宣伝のほとんど全てをソーシャルメディアに依存している点である。
広告宣伝はツイッターとフェイスブックのみ
Play Foodの責任者であるグレイソン・マクディアミド氏は次のように話す。
「このレストランではツイッターとフェイスブックで積極的に宣伝している以外は、その他の広告宣伝には全く費用をかけていない。」
実際に、Play Foodは2009年の1月にオープンしたが、特に過去10カ月においては宣伝活動を行ったのはソーシャルメディアだけである。この間に同レストランは665人のフェイスブックのファンと500人以上のツイッターのフォロワーを獲得してきた。
地元のフードブロガーを介した顧客との繋がり
オーナーのベクタ氏は次のように話す。
「18か月前にオープンして以来、Play Foodはフェイスブックとツイッターを利用して、店内で企画された特別イベントは毎回完売することができている。」
ソーシャルメディアによって、Play Foodは地元のフードブロガーとの接点を持ち続けることができ、またそのブロガー達はオンラインマーケティングの重要な役割を果たしている。同レストランが顧客とも接点を維持するための仲介となっているというわけだ。

Popular restaurant relies solely on social media for advertising
http://www.bluhalo.com/news/view/8023/popular-restaurant-relies-solely-on-social-media-for-advertisingPlay Food
http://www.playfood.ca/