調査会社に3社共同出資
Wired誌編集者ノア・シャフトマン氏によれば、現在、Google社とCIAはウェブ監視会社Recorded Future社に投資を行なっているという。
ウェブをチェック
Google社の投資部門であるGoogle Ventures社、In-Q-Tel社、CIAは、ウェブ監視会社Recorded Future社にそれぞれ少なくとも1000万ドルずつの投資を行ったという。
このウェブ監視会社は数万におよぶウェブサイトの個人情報、記事、コメントをリアルタイムにチェックし、ウェブサイトの監視を行う。監視の対象は例えばTwitterアカウント、ブログ、ウェブサイト等。
レポートによればこの分析ツールは「オープンソース・インテリジェンスの究極のツール」だそうだ。企業やブランドの未来を予測し、同時にテロ対策の大きな足がかりにもなるというわけだ。
消費者データ漏洩の可能性
In-Q-Tel社は米国中央情報局(CIA)が設立した非営利ベンチャーキャピタル。同社CEOは元スウェーデン軍レンジャー隊員。コンピュータ・サイエンスの博士号を持っているという。
消費者ウォッチドッグ/ジョン・シンプソンによれば、この調査会社によって消費者データ漏洩の可能性は大いにあるという。またGoogle社の政府内での立場が強くなっていく可能性が大きいという事。
また調査会社が取得した情報は厳重に管理され一般のGoogleユーザーはアクセス出来ないという。Google社やIn-Q-Tel社は国家の管理側にまわろうとしている声もある。
FBIはプロバイダ各社に顧客の個人情報を強制的に閲覧出来る権限を要求しているという。
政府諜報機関はこれらITツールに並外れた興味を持っている。これらITツールがあれば個人情報を得られるし国内外のセキュリティにも対応出来る。あらゆるハイテクノウハウ、収集した情報をどう使うのか、それは善意にかかっているだろう。

Fast Company
Google Teams Up With CIA, Invests in Analytics Firm
http://www.fastcompany.com/1675552/google-gets-close-to-cia-with-investment-in-analytics-firm-recorded-future