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2024年05月16日(木)
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中国進出を狙うNZベンチャー

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中国進出を狙うNZベンチャー

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検索ソフトのベンチャー Pingar社
Pingar社はニュージーランドタウランガにあるベンチャーキャピタル。今年で創立4周年。中国語版検索エンジンで中国市場を狙う。
Pingar
ニュージーランド産のITはいかが
ピーターレンヒルトン氏はPingar社の創設者兼チーフエグゼクティブ。

レンヒルトン氏
中国の輸入市場の扉は今開きかけています。それはニュージーランドの牛肉、ラム、乳製品に限りません。中国はニュージーランドのハイテク技術も求めています。

当社独自の技術、中国市場の大きさ、中国市場のニュージーランド企業への期待、当社に中国人の博士がいるという事実、こういった背景からPingar社はこのような戦略を打ち出すに至りました。

イントラネット用検索エンジン
Pingar社の検索エンジンは、企業のイントラネット内のデータベース検索を主目的としたソフト。インターネット検索も可能。

この検索エンジンはPingar社独自の検索アルゴリズムに基づいて動く。このアルゴリズムはビジネス向けアルゴリズム。その動作は通常の検索エンジンGoogleの動作とは少し異なる。検索結果は通常の検索エンジンのようなリンクの一覧形式ではなくPDFドキュメントの形式で表示される。

Pingar社はMicrosoft社のイントラネットホスティングソフトSharePointに同社のプラットフォームを提供する事でMicrosoft社と提携している。検索エンジンのアドオンにSharePointを使う事で検索エンジンの商業的価値が上がった。結果同サービスは大きく世界に開く事となった。

Pingar社は先日上海エキスポのニュージーランドパビリオンでディナーパーティーを主催した。このパーティーで同社は自社ソフトの中国語版を発表した。このパーティーにはMicrosoft社の上海エリアマネージャー、同社のお得意様、ニュージーランド貿易関係者、ニュージーランド外交官といったビジネスパートナーが出席した。

Pingar社の戦略
Pingar社共同創設者ピーターレンヒルトン氏は検索プラットフォームの戦略として以下を挙げている。
・NZTEやMFATといった政府機関のリソースを使う。そうする事でに中国などの市場に受けいれられ易くなる。
・Microsoft社は当社のキーパートナー。Microsoft社の関心をひく。Microsoft社と提携する。
・複数の収入モデルを開拓成長させていく。当社プラットフォームをMicrosoft社のイントラネット開発ツールSharePointのアドオンとして提供する。同時に当社サービスのユーザーとの関係も確立していく。
・学術機関との提携を深める。専門知識を手に入れる機会。R&Dの機会にもなる。
・国際投資インセンティブを活用する。 ウェールズ政府の誘致でビジネス補助金を得てPingar社はウェールズに支社を作った。
・ニュージーランドという土地柄をビジネスのマイナス点ではなくプラス点としてとらえる。Pingar社の本社は南半球ニュージーランドタウランガにある。裏をかえせばアジアや欧州と協働する事で24時間体制で働けるという事になる。


外部リンク

NZ Herald News
Software firm searches for China success
http://www.nzherald.co.nz/technology/news/article.cfm?c_id=5&objectid=10661924
Amazon.co.jp : Pingar に関連する商品
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