84%がインターネットの存在を知らない!?
ニューデリー発:インド国内の7つの州で農村部のインターネットへの認知度に関する調査が行われたが、84%がインターネットの存在を知らないことが分かった。
一方で、インターネットを利用する人に関しては、85%がイーメールにアクセスし、67%は動画を見たり音楽を聴いたりし、48%は教育に関する調べ物をしたりしていた。興味深いことには、13%はインターネットを活用して最新の農業技術を調べたり、8%は肥料について調べたりしていた。
利用者は大幅に増加
一次調査によると、2008年と比べて"アクティブな"農村のインターネット利用者が2009年には26.7%増加していた。人数にすると2008年の330万人から2009年の420万人への増加である。ここで言う"アクティブな"利用者の定義は前月1ヶ月以内に一度でもインターネットを利用した人である。
この調査の報告書は"インド農村部でのインターネット(2009)"と題して先月公開された。調査が実施された7州はアンドラプラデシュ州、アッサム州、マハラシュトラ州、オリッサ州、ラジャスタン州、タミルナドゥ州、ウッタルプラデシュ州で、農村部に住む15,000人が調査対象となった。
調査を主導したのはインド・インターネット・モバイル協会(IAMAI)と国際インド市場調査局(IMRB International)である。
インフラ整備やネットワーク計画の構築が必要
インド農村部でインターネットを知らない人々の比率が非常に高かったことは、更なるインフラ整備や公共サービスセンター及び国全体にわたる地域ネットワーク計画のような計画の必要性を明確に示している。非営利産業団体であるIAMAIの長であるサブホ・レイ氏は次のように話す。
「こういった計画はインターネットの農村部への浸透に大きな役割を果たすだろう。」

84% villagers unaware of internet, says report
http://timesofindia.indiatimes.com/india/84-of-villagers-in-7-states-not-aware-of-nets-existence-Survey/articleshow/6538687.cms