Koobfaceを完全に退治
Facebook社のマルウェア対策チームが同社サイトFacebook内にいたワームKoobfaceを完全に退治した。チームはKoobfaceの作者の逮捕は近いと言っている。
Nick Bilogorskiy氏はFacebook社のマルウェア対策チームのリーダー。
Bilogorskiy氏が先日バンクーバーで開催されたウィルス研究会議(the Virus Bulletin conference)で語ったところによれば、Koobfaceの作者はKoobfaceで2009年を通して週約35,000ドルを稼いでいたという。
セキュリティメーカーSophos社のレポートによれば、Koobfaceの作者のプロフィールはFacebookで公開されており、現在法執行機関が捜査しているとの事。
【image】
morgueFile Koobfaceワーム
Koobfaceはマルウェア。ボットネット。ワーム。
Koobfaceの目的はマルウェア自体を宣伝する事と、大量のクリックでお金を稼ぐ事。Koobfaceのここ数ヶ月のターゲットはFacebookなどのソーシャルネットワークのユーザだった。
KoobfaceのあるページはFlashアップデート等メーカーサイトのような画面になっており、ユーザはメーカー製品のアップデートと勘違いしてKoobfaceをダウンロードする。それぞれのローカルコンピュータにひろがったKoobfaceはそれぞれがクリック詐欺を行う。

Facebook security team zeroes in on Koobface hackers
http://www.theregister.co.uk/2010/09/30/facebook_ids_koobface_vxers/