世界全体ではMacのシェアは減少
ヒットに次ぐヒット。Apple社は限りない好景気の波にのっているように見える。しかし新しい調査によると、世界全体の市場シェアで見ると低下しているという。以下、フリー白書「Trying to keep smartphones off your network?」に掲載されたNetMarketShareの分析。
NetMarketShareアナリスト
世界全体で見ると、Macの市場シェアはここ数カ月ゆっくり低下している。10月には5パーセント以上下がった。
世界全体で見る限り、Mac OS X の市場シェアは低下しているようだ。
(上のグラフの拡大は
こちら。)
米国ではMacのシェアは増加
一方、米国ではMacのシェアは増加しているという。米国のMacのシェアは、8月は11.20パーセント、9月は11.20パーセント、10月は11.41パーセントとなっている。米国のMac OS Xの市場シェアも増加し続けているという。
株価はどうだろうか。先日Apple社は時価総額で世界2位になった。10月13日以降Apple社の株価は連日300ドルの大台を超えている。また前回の四半期の収益は200億ドルを超えたという。
米国ではLinuxユーザの全体に占める割合は世界の平均の3分の2以下。iOSユーザの割合は世界平均の2倍以上。Androidユーザの割合は世界平均の4倍。
この数はwebユーザのみ。この数全てが正確というわけではない。しかしOSのトレンドを理解するある程度の指標にはなる。つまり、米国ではMac OS Xのシェアは増えており、Windowsや携帯電話のライバルのシェアは減ってきているという事がわかる。

Mac market share slips worldwide
http://www.theregister.co.uk/2010/11/03/mac_market_share_slipping_worldwide/