だれもが「作り手」になる時代だからこそ
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)と国際的非営利組織クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)が25日、共同でこれからの時代の著作権について考えるWebフォーラムサイト「COLABORA」(コラボラ)をオープンさせた。
「COLABORA」は、“Copyright Laboratory”から生まれた造語。インターネットの普及は、これまでになかった創作や発表の場をもたらし、だれもが「作り手」や「発信者」となることを可能にした。こうした変化は同時に、著作権が新たなかたちで、より多くの人に関わってくる世界となったということであり、ここではそうした新時代の“著作権”について、みなで考えようという提案を行っている。
つくること、楽しむことについて考えよう
たとえば、だれかが作ったものをどう取り扱うことができ、楽しむことができるのか、逆に自分が作ったものはどう取り扱われるのか……そうした“つくること”“楽しむこと”をめぐる著作権のあり方について、COLABORAでは、幅広いテーマや専門的な視点から、光を当てていきたいとしている。
サイトは3つのコンテンツで構成される。1つ目はメインコンテンツの「COLABORAジャーナル」で、ここでは毎号対談形式で著作権のあり方についての議論が展開される。初回コンテンツとしては、ジャーナリストの田原総一朗とタレント・浅草キッドの水道橋博士の対談(前編)が公開されている。
2つ目は「著作権FAQ」で、著作権に関する様々な疑問を専門家が分かりやすくFAQ形式で回答していくコーナーとなっている。実際にありがちなシーンに即した具体的な例で紹介されており、参考にしやすいだろう。
3つ目は「Copedia」(コペディア)と題し、知っているようで知らない著作権関連の用語が解説されていて、その意味をここで学ぶことができるようになっている。
今だからこそ改めて考えたい「著作権」のこと。ぜひ一度あなたもチェックを。
COLABORA
http://colabora.jp/国際大学グローバル・コミュニケーション・センター
http://www.glocom.ac.jp/クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
http://creativecommons.jp/一般社団法人インターネットユーザー協会
http://miau.jp/